下諏訪温泉の共同浴場は、1回300円で歴史と伝説が染み込んだ極上の湯に入れる、まさに温泉好きの理想郷です。
この記事を読めば、9つの温泉を効率よく巡る方法、伝説のパワースポット、そしてお得な「三湯めぐりチケット」の使い方まで丸わかり。
さらに、下諏訪の町歩きの魅力や、江戸時代からの湯治文化にも触れられるので、温泉だけじゃない感動体験があなたを待っています。
「観光と一緒に、地元の人のように温泉を楽しみたい!」という方にぴったりの内容になっています。
ぜひ、次の旅先に“温泉と歴史の町”下諏訪を選んでみてくださいね。
下諏訪温泉共同浴場おすすめ8選
下諏訪温泉共同浴場おすすめ9選についてご紹介します。
- ①遊泉ハウス児湯(こゆ)
- ②旦過の湯(たんかのゆ)
- ③新湯(しんゆ)
- ④菅野温泉(すげのおんせん)
- ⑤矢木温泉(やぎおんせん)
- ⑥湖畔の湯(こはんのゆ)
- ⑦老人福祉センター
- ⑧高浜健康温泉センター 湯たん歩゜
それでは、ひとつひとつ見ていきましょう。
①遊泉ハウス児湯(こゆ)
子宝の湯として有名な「遊泉ハウス児湯」は、古くから地元の人々に親しまれてきた歴史ある共同浴場です。
「児湯」という名前の通り、子宝に恵まれるとの伝説があり、入り口には児宝地蔵尊が安置されています。
泉質はやわらかく、肌に優しい弱アルカリ性。しっとりとした湯上がりが特長で、美肌効果を期待する人にもおすすめです。
館内は清潔で明るく、観光客でも安心して利用できます。
営業時間は朝5:30から夜22:00までと長く、料金は大人300円・子ども150円とリーズナブルなのも嬉しいポイントです。
②旦過の湯(たんかのゆ)
「旦過の湯」は、昔ながらの湯治場の雰囲気を色濃く残すレトロな共同浴場です。
地元の常連さんが多く、地域に根ざした温泉文化を感じることができます。
湯の温度は比較的高めで、熱めのお湯が好きな方にはぴったり。
施設自体はコンパクトですが、古き良き昭和の趣を感じられる場所です。
料金と営業時間は児湯と同じく、大人300円・子ども150円、朝5:30〜夜22:00までとなっています。
③新湯(しんゆ)
「新湯」は名前のとおり、比較的新しい施設ですが、地域密着型の落ち着いた共同浴場です。
やや小ぶりな浴槽ですが、温泉の質は高く、しっかりと体を温めてくれます。
のんびりと静かな時間を過ごしたい方におすすめです。
清掃も行き届いており、観光客でも気持ちよく利用できますよ。
営業時間は5:30〜22:00で、大人300円・子ども150円です。
④菅野温泉(すがのおんせん)
「菅野温泉」は朝5:00からオープンしており、早朝の散歩後にひとっ風呂という使い方もできます。
お湯はやや熱めで、シャキッと目が覚めるような気持ちよさが魅力です。
天井が高く、開放感のある浴場は圧迫感もなく、リラックスできます。
駅からも比較的近いため、観光ついでに立ち寄るのも便利です。
料金は他の共同浴場と同じく、大人300円・子ども150円です。
⑤矢木温泉(やぎおんせん)
地元の人にこよなく愛される「矢木温泉」は、アットホームな雰囲気が魅力です。
熱めの湯が特徴で、冷え性の方にも人気があります。
施設自体はこじんまりとしていますが、毎日のように通う常連さんでにぎわっています。
ここで地元の人とちょっとした会話を楽しむのも、旅の思い出になりますよ。
5:30〜22:00の営業で、料金も大人大人300円・子ども150円です。
⑥湖畔の湯(こはんのゆ)
「湖畔の湯」は、諏訪湖の湖畔にある絶景温泉です。
天気が良い日には、なんと富士山まで望むことができます。
施設は比較的新しく、観光客にも利用しやすい仕様になっています。
月曜が定休日なのでご注意を。営業時間は5:30〜21:30です。
料金は他と同じく大人大人300円・子ども150円で、景色込みでこの価格は破格と言えますね。
⑦老人福祉センター
夕方17:00からしか開いていない、ちょっと変わった共同浴場です。
その名の通り、高齢者福祉の一環として運営されていますが、一般の方も利用できます。
夕食後のひとっ風呂にちょうどよい時間帯で、のんびり静かな時間を過ごせます。
料金は同じく300円で、子ども料金は150円。遅めの時間に温泉を楽しみたい方におすすめです。
観光客にはあまり知られていない、穴場的存在ですよ。
⑧高浜健康温泉センター 湯たん歩゜
「湯たん歩゜」は、唯一400円と少し高めの料金設定ですが、それだけ設備も充実しています。
広々とした大浴場に加えて、リラックススペースや休憩所も完備。
子どもや町高齢者応援カード・障害者手帳等提示者の方は200円と割引があるので、家族連れや高齢者にもやさしい設計です。
営業時間は9:00〜20:00で、昼間の利用にぴったり。
地元の人の健康維持を目的とした施設ですが、観光客にも十分おすすめできる温泉です。
下諏訪温泉共同浴場を楽しむための5つのコツ
下諏訪温泉共同浴場を楽しむための5つのコツについてご紹介します。
どれも知っておくだけで、旅の楽しさがグッと広がりますよ。
①朝一番の時間帯を狙う
下諏訪の温泉は、朝5時や5時半から営業している施設が多いんです。
観光地としてはちょっと早すぎ?と思うかもしれませんが、実はこの時間帯こそが一番の狙い目。
人も少なく、静かで落ち着いた雰囲気のなか、源泉かけ流しの湯をじっくり味わえます。
特に「湖畔の湯」では、諏訪湖で朝の諏訪湖に朝日が反射して、幻想的な景色を楽しんだ後に入浴できますよ。
まさに贅沢なひととき。早起きする価値、大ありです!
②タオルと石けんは持参する
共同浴場は、基本的に素っ気ないほどシンプルな設備です。
タオルや石けん、シャンプーなどは置かれていないことが多いので、事前に準備しておくのが鉄則。
観光案内所や近くの売店で小さいセットを買えることもありますが、割高だったりします。
コンビニで揃えるか、自宅から持参するのが一番安心ですね。
せっかくの温泉を楽しむためにも、忘れ物は避けたいところです!
③泉質の違いを比べてみる
下諏訪温泉の魅力のひとつが、なんといってもその「泉質のバリエーション」なんです。
ナトリウム系、含鉄泉、単純泉といった異なる成分のお湯が、施設ごとに楽しめるのが大きな特徴。
たとえば「児湯」は美肌に良いとされる弱アルカリ泉、「菅野温泉」は熱めでキリっとした感触、などなど。
一か所だけで満足するのは、ちょっともったいないかもしれません。
ぜひ複数の浴場を巡って、自分好みの泉質を見つけてくださいね。
④地元の方のマナーを学ぶ
下諏訪の温泉は、地域の人たちが日常的に使っている「生活の場」でもあります。
そのため、観光客として訪れるときには、ちょっとしたマナーに気を配ることが大切。
たとえば「体を洗ってから湯船に入る」「大声で話さない」「写真撮影は禁止」などなど。
特に地元の方が多く利用する「旦過の湯」や「矢木温泉」では、このあたりが重要になります。
マナーを守ることで、気持ちよく、地元の人とも自然に打ち解けやすくなりますよ〜。
⑤足湯スポットも回ってみる
下諏訪の街中には、無料で楽しめる足湯スポットも点在しています。
たとえば「しもすわ今昔館おいでや」や「食祭館」では、休憩ついでにサクッと足を癒せちゃいます。
観光の合間に立ち寄るのにぴったりで、冬の寒い時期なんかは本当にありがたい存在。
また、地元の人との交流が生まれやすいのも足湯の魅力です。
「ここ、いい湯だね〜」なんて話しかけられたら、旅の思い出にも残りますよ!
お得に楽しむ!三湯めぐりと料金まとめ
お得に楽しむ!三湯めぐりと料金まとめについてご紹介します。
コスパ良く温泉を楽しみたい方、必見の情報です!
①三湯めぐりチケットの使い方
下諏訪の温泉街で使える「三湯めぐりチケット」は、3つの共同浴場に1,000円で入れるお得なパスです。
対象となるのは「遊泉ハウス児湯」「旦過の湯」「新湯」の3か所。
単独で入るとそれぞれ300円なので、3回入れば900円。ちょっとだけ割高?と思うかもしれませんが、特典がついている場合もあるのでチェックしてみてください。
販売は観光案内所や宿泊施設、各浴場の受付で行われています。
何より、気軽に温泉ハシゴができる楽しさはプライスレスですよ!
②各共同浴場の基本情報
以下に、代表的な共同浴場の料金と営業時間をまとめた一覧表をご紹介します。
②各共同浴場の基本情報
下諏訪温泉の共同浴場9施設について、住所・電話番号・駐車場の有無などを一覧でまとめました。
施設名 | 住所 | 電話番号 | 駐車場 | 営業時間 | 料金(大人) | 料金(子ども) |
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遊泉ハウス児湯 | 長野県諏訪郡下諏訪町横町木の下3477 | 0266-28-0823 | あり(無料) | 5:30〜22:00 | 300円 | 150円 |
旦過の湯 | 長野県諏訪郡下諏訪町3441 | 0266-26-7520 | あり(数台) | 5:30〜22:00 | 300円 | 150円 |
新湯 | 長野県諏訪郡下諏訪町御田町上3154-3 | 0266-26-7332 | あり(数台) | 5:30〜22:00 | 300円 | 150円 |
菅野温泉 | 長野県諏訪郡下諏訪町大社通3239-1 | 0266-27-1076 | なし | 5:00〜22:00 | 300円 | 150円 |
矢木温泉 | 長野県諏訪郡下諏訪町矢木東219-25 | 0266-28-3232 | なし | 5:30〜22:00 | 300円 | 150円 |
湖畔の湯 | 長野県諏訪郡下諏訪町南四王6130-1 | 0266-28-0054 | あり(広め) | 5:30〜21:30 | 300円 | 150円 |
老人福祉センター | 長野県諏訪郡下諏訪町社6758 | 0266-28-2253 | あり | 17:00〜22:00 | 300円 | 150円 |
湯たん歩゜ | 長野県諏訪郡下諏訪町高浜10616-90 | 0266-26-2626 | あり(広め) | 9:00〜20:00 | 400円 | 200円(子・町高齢者応援カード・障害者手帳等提示者) |
※料金は2025/06現在です。
時間や場所をうまく組み合わせて、効率よく回ってみてくださいね!
③高浜健康温泉センターとの違い
「湯たん歩゜」は一般的な共同浴場と比べて、ちょっとリッチな雰囲気の施設です。
他と比べて設備が充実していて、広い脱衣所や休憩スペースなどがあるのが特長です。
また、営業時間が9:00〜20:00とやや遅めスタートなので、観光や朝風呂には不向きですが、昼間のんびり過ごすには最適な場所。
料金は400円と他より少し高いですが、満足感は高いと思いますよ。
「今日はちょっと贅沢したいな〜」という日にぜひ!
④足湯・無料施設の活用方法
下諏訪には、足湯が楽しめる無料スポットがたくさんあるんです。
特に「しもすわ今昔館おいでや」や「食祭館 神の湯 和楽」の足湯は人気で、観光の途中にちょっと休憩するにはぴったりの場所です。
さらに「下諏訪ローイングパークAQUA未来」では、諏訪湖を眺めながらの足湯も楽しめます。
タオルは持参が基本ですが、忘れても観光案内所で手に入ることが多いですよ。
「全身入るのはちょっと…」という方でも、まずは足湯で下諏訪の湯を体験してみてはいかがでしょうか?
下諏訪温泉の歴史と街歩きの楽しみ方
下諏訪温泉の歴史と街歩きの楽しみ方についてご紹介します。
ただお湯に浸かるだけじゃもったいない、そんな歴史ロマンあふれる街なんです。
①中山道と甲州街道の交差点
下諏訪は、日本の五街道のうち「中山道」と「甲州街道」が交わる、交通の要衝として発展してきた町です。
かつては旅人や商人、武士たちが行き交い、宿場町として栄えていました。
そのため、現在も街のあちこちに古い町並みが残っており、歩いているだけで江戸時代にタイムスリップしたような気分になります。
実際、宿場の名残を感じさせる建物や石畳の道、用水路などが多数残っており、写真映えもバッチリです。
観光しながらの温泉巡りには、最高のロケーションですよ。
②江戸時代の湯治文化
下諏訪の温泉は、ただの観光用ではなく、江戸時代から続く「湯治場(とうじば)」としての歴史があります。
当時は交通の要所として大名行列も通り、下諏訪で体を癒やしていったとされています。
「諏訪の湯」と呼ばれ、効能の高さから東の小結、西の小結と称されるほどの名湯だったんです。
そんな歴史ある湯を、現代でも変わらずリーズナブルな価格で体験できるのは、本当にありがたいですよね。
旅人の疲れを癒してきた温泉で、自分自身もリセットしてみませんか?
③皇女和宮も訪れた温泉
幕末に徳川家へ嫁いだことで知られる「皇女和宮」も、この下諏訪の湯を楽しんだとされています。
彼女が通った中山道沿いには、その足跡をたどる史跡もいくつか残っています。
皇族が癒やされた温泉を、自分も体験できるなんて、ちょっとロマンチックじゃないですか?
当時の人々の旅の大変さを思いながら、しみじみと温泉に浸かるのも、また格別な時間になります。
現地のガイドツアーでは、こうした逸話を交えた説明もあるので、ぜひ参加してみてくださいね。
④今に残る宿場町の風情
下諏訪の魅力は、温泉だけにとどまりません。
昔ながらの商家や旅館が並ぶ通りを歩くだけでも、心が和む時間を過ごせます。
カフェや土産物屋、工芸体験ができる施設なども点在しており、のんびりと「まち歩き」が楽しめるのも大きなポイント。
また、諏訪大社の参拝や、神話に触れられるミュージアムもあり、文化的な面でも大満足。
温泉に癒やされ、街の風情に心が和む——そんな豊かな旅を楽しんでくださいね。
まとめ|下諏訪温泉共同浴場は歴史と癒やしの宝庫
下諏訪温泉の共同浴場は、300円という手軽さで楽しめるのに、どこも泉質や雰囲気が異なり、湯めぐり好きにはたまらない温泉エリアです。
児湯や旦過の湯、新湯といった古湯には伝説があり、ただお湯に浸かるだけでなく“物語”を味わえるのも魅力のひとつ。
また、三湯めぐりチケットや足湯スポットの活用で、コスパ良く楽しめるのも下諏訪ならでは。
街には宿場町の名残もあり、歴史ある風景と共にのんびり温泉旅ができますよ。
歴史、伝説、癒しが三拍子そろった下諏訪温泉は、日常を離れて心も体も整えたい人にぴったりの場所です。