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諏訪湖の御神渡りの記録は何年続く記録ですか?御神渡りの意味や条件は?

御神渡の記録 御神渡り
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諏訪湖の御神渡りの記録は室町時代から570年以上にわたって国に報告されて記録は諏訪市の八劔神社に残されていますが、ここでは御神渡りの記録は平成15年(2003)からの記録です。

今年の2023年の諏訪湖の御神渡りは期待がかかっていましたが残念ながら出現は無しで「明けの海」の宣言をしました。

御神渡りが出現するかは近年の記録からふりかえると全体30%ですが2023年の今年は5季ぶりの御神渡りを期待してしながら、1/6(金)小寒から早朝の6:30から観察が概ね1ヶ月間毎日開始しました。

その観察記録はこちらの画像付きで見ることができます。

ぼつぼつ上社の神様は下社の神様に会いに行くことが出来きた証となる御神渡りの出現は来季に持ち越されましたね。

ここのブログでは

いつ諏訪湖が全面結氷して御神渡りができたか、あるいはだめだったのかを一覧表にしました、さらに御神渡り意味とか、そして御神渡りができる原理と気象条件も備忘録して残しました。

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諏訪湖の御神渡りの記録です

御神渡りの記録が残っている八劔神社です
御神渡りの記録が残っている八劔神社です。

過去18年間の御神渡りの出現状況と拝観日の一覧表です、さらに全面結氷もあったが御神渡りが出来なかった年もあったのが分かります。

全面結氷日出現日拝観日
平成15年(2003)1/61/171/19
平成16年(2004)1/161/281/31
平成17年(2005)明けの海
平成18年(2006)12/301/71/13
平成19年(2007)明けの海
平成20年(2008)1/251/302/2
平成21年(2009)明けの海
平成22年(2010)明けの海
平成23年(2011)明けの海
平成24年(2012)1/302/42/6
平成25年(2013)1/61/221/25
平成26年(2014)1月中旬明けの海
平成27年(2015)明けの海
平成28年(2016)1/25明けの海
平成29年(2017)明けの海
平成30年(2018)1/272/22/5
全面結氷日 出現日 拝観日
平成31年(2019)明けの海
令和2年(2020)明けの海
令和3年(2021)1/13明けの海
令和4年(2022)1/7明けの海
令和5年(2023)1/26明けの海

御神渡りができなかった年の諏訪湖を「あけけの海」と言っています。
「明けの海」は江戸時代の1600年代に1回だけであったが平成元年(1989)以降は34年間では25回です。

御神渡り意味とは

御神渡り 2018
御神渡り2018/01/31 下諏訪町赤砂崎
  • 全面結氷した諏訪湖でごう音とともに氷がひび割れその跡が高くせり上がる自然現象の事です。
  • 諏訪大社上社の男神が下社の女神のもとへ通った道筋と言い伝えられています。
    道筋と言い伝えられています。
  • 諏訪市側から下諏訪側へ南北に延びる筋を一乃御神渡り、二の御神渡りで2本と交差するものを佐久乃御神渡りと呼んでいます。
  • 拝観式で下座(くだりまし)の起点から終点の上座(のぼりまし)を検分して正式に認定しています。
  • 結果は諏訪大社を通じて宮内庁に言上(ことあ)げして気象庁に報告されています。

御神渡りの認定の条件とは

湖の氷がせり上がって氷の隆起が出来ただけでは 正式に御神渡りの出現とはなりません。神事を司る八劔神社は せり上がった氷の道筋として

  1. 一之御神渡り
  2. 二之御神渡り
  3. 佐久之御神渡り

の3本を確認して御神渡りの出現となって 御神渡り拝観式をもって 正式に御神渡りの認定となっています。

最近の御神渡りが出現した2018年の拝観式の様子を直に見ることができたので画像と映像で紹介します、その時の写真もたくさん撮影しましたので楽しんでいただければうれしく思います。

御神渡りの読み方は?

御神渡りと書いて「おみわたり」と読んでいます。

この諏訪湖の自然現象の御神渡りは、諏訪大社の上社(諏訪市)の男神が下社(下諏訪町)の女神に会いに行った恋の路で、今で言うデートに通った道だったと言い伝えれたいます。

ですから神様がお渡りになった道だった、ですね!

御神渡りの原理その時の自然現象の条件とは?

御神渡り全面結氷した諏訪湖
全面結氷している諏訪湖、下諏訪町赤砂崎 2018/01/30
  • マイナス10℃を下回る日が連続で3日以上続く
  • 雪が降り水温が下がること
  • 全面結氷した後は氷の上に雪が降らないこと
  • 風が吹かず、諏訪湖に波が立たないこと
  • 2/3 節分を過ぎると日照時間が長くなり氷が解けてしまうので難しい

以上の条件がそろい諏訪湖が結氷すると夜の冷え込みで氷が縮んで(引っ張り合って)明け方の気温上昇で氷が大きくなって(押し合う)小さく割れる音が「ピキーン」と鳴り響きます。

そしてある時、氷に亀裂ができて割れ目ができますが、この水も氷って気温が上がると氷が膨張して割れ目が押し上がっていきます、これが御神渡り赤ちゃんでしょうか!そんな亀裂の繰り返しで割れた氷がやがてせり上がり大きくなって御神渡りの出現となります。

遅くとも1月の下旬までの全面結氷しないとまず御神渡りは無理となります。

御神渡りは諏訪湖以外で見れますか?

御神渡り言えば全国ニュースで諏訪湖が注目されますが、北海道の屈斜路湖でも同じ現象がみられ高さが2mで長さは10kmにもなるので大きさから見れば日本1番でしょうか!

やはり屈斜路湖のこの自然現象も神が歩いた跡と言われているので、これも御神渡りでしょうね。

まとめ

  • 2023年で明けの海が5年連続つづいたので御神渡りを2024年は期待したいです。
  • 毎年、小寒から約1ヶ月間、御神渡りの出現に向けて観察を始めまます。
  • 御神渡りの記録は約600年前の室町時代から残っていて世相や農作物の豊凶ほうきょうを占っています。
  • 御神渡りは「おみわたり」と読みます。
  • 諏訪湖以外では北海道の屈斜路湖でも見ることができます。

コメント

  1. こんにちは より:

    すごいですね